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公開日:2023.06.08

太田小150周年
地域、未来へ魅力発信
児童が「祝う会」

  • 歌などを披露した児童

 三春台の市立太田小学校が1873年の創立から150周年を迎えたことを受け、児童による「創立を祝う会」が5月29日に行われた。全校児童約320人が参加し、150周年記念のロゴマークやスローガンが発表され、節目の年を契機に児童は太田小の魅力を地域に発信していくことを誓った。

 同校は1873年に「立志学舎」として創立。所在地は現在の中区赤門町を振り出しに、4回の移転を経て1920年から現在の場所になった。45年の横浜大空襲で校舎が全焼したため、47年に南太田小に統合されたが、52年に太田小として独立した。記録が残っている戦後だけで約9千人が卒業。元首相の吉田茂や作家の大佛(おさらぎ)次郎、吉川英治らも通っていた。

 「祝う会」は6年生が中心になって準備を進めてきた。150周年のスローガンが「太田のたからばこ〜未来へとどけよう太田小の150年〜」になったことが発表された。6年生から「太田小を大切に思う気持ちを未来へ届けるために発信していく」との決意が示された。続いて児童の投票で3案の中から選ばれた桜をモチーフにした記念ロゴマークが決定。児童が伝えたい学校の魅力が誕生日ケーキをイメージした模造紙に貼り出され、「桜がきれい」「富士山が見える」「多くの友達がいる」などと書かれていた。

記念歌制作へ

 今後、児童を中心に歌詞を募り、150周年を記念した歌を作る計画もあり、様々な機会を通して学校の魅力や歴史を内外に伝えていく。

 同校の丸山稔校長は、節目の年を祝う取組に「児童には地域と歩んできた学校や郷土の歴史を学んでほしい」と話し、「地域とつながり、まちづくりの主体として育ってくれれば」と期待する。関係者らを招いた式典は12月に行う予定。

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