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南区 社会

公開日:2023.06.29

痴漢防止 弘明寺で啓発
南防犯協会など参加

  • チラシを配る南女性防犯連絡会の関係者(手前)

 南防犯協会などが痴漢行為防止を呼び掛けるキャンペーンを地下鉄と京急の弘明寺駅構内で6月14日に行った。神奈川県警が6月1日から15日を痴漢対策強化期間に定めており、痴漢の抑止と検挙対策の推進が目的。

 キャンぺーンには南女性防犯連絡会や南防犯指導員連絡協議会も参加。南警察署の警察官とともに痴漢被害への注意を呼び掛けたチラシなど、約240個の啓発物を配った。また、南防犯協会が高校生や大学生などの若い女性を中心に防犯ブザーを手渡した。

 南署が認知する痴漢は年間10件程度。電車内が混雑する朝や夕方の時間帯のほか、人通りの少ない夜道に女性が狙われるケースが目立つという。被害は階段やエスカレーターでのスカート内の盗撮、帰宅途中に不審者に後ろから体を触られるなど、様々である。

 南署は痴漢被害の防止対策として、「女性専用車両を積極的に利用する」「イヤホンやスマートフォンを使っての『ながら歩き』をしない」「人通りが多い道を通る」などを呼び掛ける。南女性防犯連絡会の高橋公子会長は「警察官から男性で痴漢に遭った人もいると聞いた。少しでも被害を食い止めることができるように活動したい」と話した。

 この日はオレオレ詐欺などの特殊詐欺の撲滅を訴える活動も同時に実施。高齢者に迷惑電話防止機能付き電話機の設置などを呼び掛けていた。

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