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南区 経済

公開日:2023.07.20

「横浜グランドスラム企業」紹介【1】
働き方改革先取り
井土ヶ谷下町 向洋電機土木

  • 昨年はビブスを寄贈(中央右が倉澤社長)

 地域貢献をしながら経営に取り組む企業を横浜市が称える「横浜グランドスラム企業表彰」が6月に発表された。南区の6社を含む市内79社が選出された。南区の企業の取組を紹介していく。

 井土ヶ谷下町の電気設備工事業、向洋電機土木株式会社(倉澤俊郎社長)は「働き方改革」の重要性が広く認識される前から、職場環境整備を先取りしてきた。

 工事現場の図面作成などのデスクワークを自宅でも行えるように環境を整えており、コロナ禍でも大きな打撃を受けずに済んだという。また、環境整備のプロジェクトは入社歴の浅い女性社員が積極的に関わってきた。

社員の健康が幸せ

 「社員の健康が家族の幸せにつながり、一日でも長く勤務しようと思うことにつながる」という理念を掲げる。35歳以上の社員に対して、人間ドッグの受診料を会社が全額負担しており、病気の早期発見・治療につながったケースもある。

 2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、変革が求められる。倉澤社長は「以前から取引先にも何度も伝えてきた。現場で働く人が規制内に収めることを意識しないといけない」と話し、ITを使った現場管理をさらに進めて効率化を図る。

 昨年はバスケットボールサークルにビブスを寄贈。社員もサークルでリフレッシュしている。今後はコロナ禍で途絶えていた保育園との交流のほか、高齢者施設の訪問なども視野に入れる。

■南区井土ヶ谷下町16の6 1965年設立 社員36人

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