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南区 経済

公開日:2023.07.27

「横浜グランドスラム企業」紹介【2】
現場で男女活躍
永田北 新栄重機土木

  • 自然体で地域活動に取り組む新井正和社長(右)と新井望取締役

 地域貢献をしながら経営に取り組む企業を横浜市が称える「横浜グランドスラム企業表彰」が6月に発表された。南区の6社を含む市内79社が選出された。南区の企業の取組を紹介していく。

 永田北の建設業、新栄重機土木株式会社(新井正和社長)は男性社会という業界の常識を覆す。

 一般的に建設会社の技術職は男性が多いとされるが、同社は7人の女性社員が現場で活躍する。工事現場の囲いに地域の歴史を紹介した写真パネルを設置する取組は若手女性社員のアイデアだ。

個性尊重、健康維持を

 基本、服装や髪型は自由。公共交通機関で通勤する社員の足などへの負担を軽減しようと、女性のスニーカー通勤を認めている。新井社長は「服装や髪型は個性でもある。安全第一に真面目に働いてもらえれば、社員の裁量に任せている」と自主性を重んじる。

 社員が健康体で安心して働ける職場づくりを先進的に実践。細切れ時間勤務を認め、仕事の合間に通院する社員も多いという。月1回、ネイルサロンでの施術費用の一部を会社が負担する制度も社員から好評。新井望取締役は「仕事で体が汚れることが多い。『きれいでいたい』という社員の気持ちを大切にしたい」と心の健康も配慮する。

 新井社長は約6年前から南消防団員として活動する。「SDGsの取組などは認証制度の取得のために行うものではない。自然体で取り組み、これからも地域に恩返しをしたい」と話す。

■南区永田北3の40の12 1967年設立 社員26人(同社ウェブサイト)

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