一般社団法人南区医師会が所有し、休日急患診療所などの機能を持つ宿町４丁目の「南区医師会館」のリニューアルを記念した開所式が９月２日に行われた。医療関係者のほか、山中竹春市長らが出席し、新しくなった会館を内覧した。

　休日急患診療所は日曜日や祝日などで診療所・病院が休みの際、南区医師会に所属する内科医らが当番制で急病人を診察する機関。１９７９年から宿町で診療していたが、老朽化による建替工事のため、昨年６月から今年８月まで永楽町に一時移転していた。

　９月３日に宿町で診療を再開するにあたり、２日に開所式を実施。医師だけでなく、連合町内会長や行政関係者も出席し、新会館を見学した。南区医師会の池田嘉宏会長らがあいさつし、テープカットで会館のリニューアルを祝福した。

３階建てに改装

　新会館は３階建てで、１階が休日急患診療所。従来の診察室は大部屋を区切った仕様だったが、内科、小児科、耳鼻咽喉科ごとに部屋を用意した。患者のプライバシーに配慮し、感染症への対応などを強化した構造になっている。２階に訪問看護ステーションなどの機能を集約。３階は災害に備えた会議室だ。

　診療時間は日曜、祝日、年末年始の午前10時から午後４時（受付は９時30分から３時30分）。同診療所の問い合わせは【電話】０４５・７１１・７０００。