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南区 教育

公開日:2023.09.14

井土ケ谷小 給食優良校に
県、多面的な食育評価

  • 長瀬教諭(中央)の特別授業を受ける児童

 市立井土ケ谷小学校が2023年度の「神奈川県学校給食特別優良学校」に選ばれた。児童の食への関心を高める授業や、地産地消の献立を給食で提供するなどの取組が評価された。

 これは県教育委員会による表彰制度。食育指導などに創意工夫が見られる県内の学校を毎年選出する。今年度は2校が受賞。南区の学校が選ばれたのは、20年度の大岡小学校以来、3年ぶり。

 井土ケ谷小は21年から、鈴木正憲校長と栄養教諭の長瀬優子教諭を中心に給食の残食率を3%以下にすることを目標とした取組を行っている。鈴木校長は、一般的に児童が好きだとされるカレーライスなどの残食率が低くないことに着目。調理員らと話し合いを重ね、児童の好みの味つけに近づくようにレシピの改良に努めてきた。

 長瀬教諭は区内小学校に3人しかいない栄養教諭として、食に関する豊富な知識を生かした特別授業を給食の時間などで実施。9月8日の授業では、生活科の授業で大根を育てる2年生に冬野菜の特徴を紹介した。他の教職員も食育に関する授業を展開。6年生は理科で紫キャベツの色素を使ったゼリー作りに挑戦。ゼリーを試食し、紫キャベツに含まれるアントシアン色素がレモン汁と反応してピンク色に変わることを学んだ。

 同校は金沢区産のあなごや神奈川区産の野菜を使った地産地消の献立のほか、運動会の日にキーマカレーと甘夏ゼリーを提供。独自献立に個性を出す取組を進めている。

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