横浜市は4月末までにJR東海道線・横須賀線の保土ヶ谷駅-東戸塚駅間にある樹源寺踏切を廃止し、人道橋を整備する方針を明らかにした。今年度中に実施計画で検討し、早期の完成を目指したい考え。
市内167カ所の踏切の中から市は今後の安全対策を計画的に進めるため、遮断時間や交通量、市民要望などの評価指標を基に10カ所・5区間の整備計画を策定し4月末に公表した。今回の跨線人道橋整備はこれに基づいた措置となる。
市道路局によると樹源寺踏切の全長は24m。線路南側に位置する寺院と北側の墓地を結ぶ歩行者専用踏切で人の往来は通常少ないが、彼岸や盆の時期を中心に参拝者が利用している。
4つの線路を渡り、途中には段差もある構造のため高齢者が開放中に渡りきれないケースが過去にもあった。幸いにも列車が緊急停車し事故には至っていないものの、今回の整備計画では抜本対策が必要と判断され、人道橋が整備されることになった。
整備時期などについては鉄道事業者との調整を進めながら、今年度中に実施計画を策定していくという。
市が公表した整備計画には相鉄線西谷駅付近の上星川7号踏切も是正箇所に指定されている。幅4・7mの踏切を1日に1100台ほどが車両が通行しており、歩行者の安全確保策としてカラー舗装化などが検討される。
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