横浜保土ケ谷ロータリークラブ第53代会長を務める 水口 弘さん 瀬谷区在住 78歳
国際人を育てたい
○…昭和38年に創立された横浜保土ケ谷ロータリークラブの会長に就任。53代目となる。「ロータリーは倫理観の高い職業人の集まり。メンバーの知恵や経験で、国際舞台で活躍できる人材を育てたい」と意気込む。200以上の国と地域で活動しているロータリークラブは、ポリオの撲滅や基本的教育、識字率の向上などの社会貢献も行っている。また将来母国と外国との懸け橋となる人材を育てる留学生制度もあり、「意欲ある学生の支援もしたい」と話す。
○…ロータリーが掲げる国際平和の創造にも、特別な思いがある。小学生時代を過ごした徳島でも、戦時中は悲惨な体験をし、終戦を迎えた。友人も亡くした。「ロータリーの活動を通じて、緒方貞子さんのような国際親善に役立つ人を」とおだやかな笑顔で話す言葉にも、平和を願う強い思いを感じる。
○…大学卒業後、大林組に入社しエンジニアとして活躍した。関西国際空港や、東京湾横断道路の海底トンネルなどの建設に携わる。技術開発や人材育成、日本の工業規格を国際規格に置き換える仕事なども。「これからの技術革新は、日本とドイツが世界をひっぱる」と、エンジニアの顔になるとものづくりの話は尽きない。退職後は、もともと興味のあった古代文明の調査をしようとしていたが、「なりゆきで」と本人は笑いながら説明してくれたが、会社を設立し、飲食店を経営。12年前に友人に誘われロータリーに入会した。
○…「子どもからお年寄りまで生きがいが持てる街になれば」と、保土ケ谷区への思いも。能力ある人を育てたり、勉強の意欲のある人を支援したり、「ロータリーで夢を叶えるバックアップができないかなぁ」と夢ある人への思いは深い。さらには「認知症防止の施策とかも提案してみたい」と、次々にアイディアが。夢ある人への支援はもちろん、自身の夢もまだまだ溢れ出していく。
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