上星川で美化活動を行う「上星川レジデンス」の委員長を務める 高野 香織さん 上菅田町在住 29歳
人を楽しませる企画家
○…「上星川に会話の弾むフラワーロードを」と昨年末から美化活動に取り組む市民団体「上星川レジデンス」で委員長を務める。東川島町と上星川周辺の住民に声を掛け、第一歩として寄せ植え作りを実施。活動を通して「『庭の紅葉が落ちる前に見に来て』と声をかけてもらったり、近所で心温まる会話が増えてきた」と取り組みの成果を実感する。フラワーロードをきっかけに「地域でお互いに助け合っていける関係に」
○…家族でマンション管理会社を経営。「住民の目を楽しませよう」と母親がエントランスで花を飾ると、「住民や通行人との会話が増え、捨てられていたゴミが減った」。こうした美化活動を地域全体で行おうと母娘で団体を立ち上げた。「実行力のある母を尊敬している」と話す自身も3歳の息子をもつ母親。「子どもを見守ってもらえるような街づくりをしたい」という思いから「会話の種に」とフラワーロードを考案した。
○…群馬県出身。父親の転勤による引越しが多く、「『近所のおじちゃん、おばちゃん』の存在に憧れていた」。9歳から18歳までアメリカで過ごし、「言葉が通じなくても仲良くなれるように」と母親とよくホームパーティーを企画。「サプライズで人を喜ばせるのが好き」で、出産前は結婚プランナーとして勤務。「新郎新婦が扉を開けた瞬間の反応を見るのが好きだった」。管理するマンションでは入居者歓迎会を開き、自宅周辺でもハロウィーンイベントを企画するなどアイデアマンっぷりは健在だ。
○…年に一度の家族旅行では兄妹でしおりを作り、家族の誕生日パーティーも毎年開くという。「家族が大好きなんです」とはにかみながら、「活動を通じてつながりを深め、街全体も大きな家族のような関係になっていけば」。現在、24個の寄せ植えが街の中で咲き、「点と点が線になってきたことがうれしい。町内会や年代を超えて輪を広げていきたい」と微笑んだ。
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