相模鉄道(株)(滝澤秀之社長)は今年3月5日に下り線の星川駅から天王町駅周辺の約1・8Kmで行った高架化により、平均で踏切遮断時間が19分、渋滞の長さが185m短縮したという、事業効果調査の結果を公表した。
下り線が高架化された連続立体交差事業で整備が進められているのは、星川6号踏切付近から天王町1号踏切付近までの区間で、当該区間は朝夕のラッシュ時には1時間のうち遮断時間が40分を超えるいわゆる「開かずの踏切」状態の箇所も多かった。
今回は9つの踏切のうち6カ所を対象に調査を実施。その結果、高架化前の1999年に実施した同様の調査に比べ、各踏切での1時間当たりの遮断時間の最大値の平均が49分から30分になった。最も短縮効果が認められたのは星川3号踏切で25分短縮され、31分となっている。
渋滞も短縮
1日当たりの渋滞の長さに関する調査でも、平均が275mから90mになり67%の短縮。星川2号踏切では以前、400m近かった最大渋滞長が150mまで短縮されている。
同社広報担当は「しっかりとした事業効果が確認できた。高架化で事故の確率も低くなり、周辺住民の方からの喜びの声も届いている」としている。
上り線は18年秋
現在工事が進められている上り線の運行が高架に切り替えられ、9カ所の踏切が除去されるのは、2018年秋となる見通し。その後、既存線路の撤去や天王町駅、星川駅の改築工事、周辺道路などの整備を進めるとしている。
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