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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2017.07.06

横浜保土ケ谷ロータリークラブの会長に就いた
江渕 武雄さん
西谷町在住 74歳

仲間との時間、良い刺激に

 ○…今年55周年を迎える横浜保土ケ谷ロータリークラブの会長を務める。200以上の国と地域で活動しているロータリークラブは、ポリオの撲滅や地雷処理の活動をしているJMASの支援、将来母国と外国との懸け橋となる人材を育てる留学生制度などの活動を展開している。週1回1時間の例会は、「違う職業の人たちと好意と友情を深めることができる」とその魅力を説明し、「善玉のストレスをもらえる」と、その刺激を毎週楽しみにしている。今年度のテーマは「例会を楽しもう」とした。

 ○…世界平和と紛争予防の担い手となる人材を育てるクラブの平和フェローシップ委員として、ミシガンから日本の大学院に来た女子学生とは、日本滞在中はもちろん、ジュネーブの国連機関で働く今でも交流がある。「西谷にきて地域交流を楽しんだり、一緒に広島に出かけたり」と思い出話は尽きない。「平和を目指す教育づくりに力を入れたい」と熱い思いがある。

 ○…福岡県八女市出身。26歳の時に保土ケ谷に移り住んだ。航空会社のエンジニアとして働き、世界中を回っていた。「現地でレンタカーを借りていろいろ見に行った」と懐かしむ。60歳で定年を迎え、妻が興味のあった児童福祉施設の運営を始めた。趣味は、丹沢の山小屋で過ごすこと。山小屋仲間に誘われて、8年前にロータリーに入会した。

 ○…ロータリーの哲学である4つのテスト、『言行はこれに照らしてから1、真実かどうか2、みんなに公平か3、好意と友情を深めるか4、みんなためになるかどうか』が常に胸にある。「この哲学が好きでね」とほほ笑む。加えて「寛容もロータリーの精神。いろんな意見があっていいという姿勢が例会を楽しくする。メンバーをどんどん増やしたい」とも。「今年保土ケ谷区が90周年なので、リンクしながら地域福祉にも取り組みたい」と、世界から地域まで幅広い視点に立ちクラブをけん引する。 

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