家庭で不用になった未開封の食品や調味料などを集め、子どもや高齢者を支援する団体に配分する活動として注目を集めている「フードドライブ」。横浜市は10月の食品ロス削減月間に合わせ、市内各地で余剰食品などを受け付けている。
保土ケ谷区内では区資源化推進担当(本館2階)と資源循環局保土ケ谷事務所(狩場町)に回収場所を常設。米やパスタ、乾麺、缶詰、レトルト食品など、賞味期限が2カ月以上あり常温保存が可能な食品を受け付けている。集まった食品は、区社会福祉協議会や市内のフードバンク団体を通して、ひとり親世帯や生活困窮者に届けられる。問合せは資源化推進担当【電話】045・334・6304/資源循環局保土ケ谷事務所【電話】045・742・3715。
年間9万4千トン
横浜市資源循環局3R推進課によると市内の家庭から出される燃やすごみの中には、本来はまだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品が年間およそ9万4千トン(2019年推計)も含まれているという。
市民1人あたり約25キログラムもの食料が手つかずの状態で捨てられている計算で、おにぎりに換算すると約250個分、金額ベースで試算すると1人あたり年間およそ1万9千円になる。
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