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保土ケ谷区版 公開:2021年6月3日 エリアトップへ

(公財)横浜市老人クラブ連合会主催のかがやきクラブ横浜将棋大会で優勝した 萩原 聡敦さん 今井町在住 62歳

公開:2021年6月3日

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信念の乗った一手を

 ○…市内各区を代表する13人が腕を競った、かがやきクラブ横浜第49回将棋大会を制した。優勝の喜びを聞くも「良い結果が出てよかったです」と決して浮かれすぎることはない。横浜市代表として出場するねんりんぴっくは団体戦。「一緒に出場する皆さんと積極的に交流を図って、チームワーク良く戦えれば」と意気込みを語る。

 ○…はじめて将棋を指したのは4歳の頃。だが、その魅力に気づいたのは小学4年生になってからだった。きっかけは幼少期を過ごした兵庫県で、元プロ棋士の有吉道夫氏に師事したこと。一度指すと、後戻りできない。深く考え、信念を持ち一手を指す。81マスの中に拡がる無限の世界と緊張感に感銘を受けた。2年後、横浜に転居してきてからは東京・千駄ヶ谷の将棋会館道場に通い、メキメキと実力をつけた。

 ○…友人にはプロ棋士になった人も。自身もプロ入りを勧められたが同世代にどうしても勝てない相手がいた。「上には上がいる」。プロへの道は断り、大学卒業後は全日本空輸(株)に就職した。海外を飛び回り、時差を把握し、一時は携帯電話を5つ同時持ち。コールセンターの責任者になった時には、旅行時のトラブル対応にあたった。お客様の状況、要望に合わせ、臨機応変に最善の対応をとる--。無数の選択肢の中で最善の一手を選ぶ将棋との共通点だ。

 ○…現在は小学校の放課後キッズクラブでスタッフを務める。「生意気な子も多いけれど、それも可愛い。いつも元気をもらっています」と笑顔がはじける。取材時、「子どもたちを見るような優しい顔で」とカメラを向けると、手を大きく広げたひょうきんなポーズでにっこり。子どもたちを惹きつけるお茶目な人柄を垣間見た。

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