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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2022.03.10

新井町で子どもの居場所「MANABUBA+」をスタートさせた
高橋 由美子さん
新井町在住 59歳

「わくわく」を原動力に

 ○…千丸台郵便局隣の地区社協会議室を会場に毎月第2・4木曜日、子どもの居場所「MANABUBA+」をスタートさせた。対象は小・中学生。学習支援の他に、絵本の読み聞かせ、ゲームなどのプログラムも用意しているが、どのように過ごすかは一人ひとりの自由だ。「子どもたちがくつろげる、お茶の間みたいな空間をつくりたいんです」

 ○…新井中学校を拠点に、地域の子どもたちの育成をサポートするNPO法人A・S・C・Cの代表。毎年恒例の「新星駅伝大会」やダンス教室、コンサートなど多くのイベントを主催して地域を盛り上げる。「楽しいことを考えて、それを広げていく時間はわくわくが止まらない」。精力的な活動の原動力は子どもたちの笑顔と「わくわくする心」にある。

 ○…自身は新井中の一期生。上菅田中在学中に新井中が創立し、同級生と椅子を運んで「お引越し」した。初めて足を踏み入れたピカピカの校舎の記憶は、いまでも鮮明に残っている。『生徒として』『保護者として』そして『団体の代表として』--。過ごす校舎は同じでも、立場が変われば見える景色も変わってくる。「今は、学校と地域を繋ぐ存在になりたいです」

 ○…「困っている人を助けたいと思うのは、自分が困っていたからかも」。決して裕福ではない家庭で、放課後は家の手伝い。小6から中2の間は闘病を理由に病院と学校を往復する生活を送った。だが「大変さを感じさせないくらい、支えてくれる友達や地域の方がたくさんいた」。そんな経験があったからこそ、困っている人の話は思わず「自分事」に。解決に向けて、支えてくれる仲間とトライ&エラーを繰り返すのも一興だと楽しそうに話した。

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