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保土ケ谷区 スポーツトップニュース

公開日:2022.10.13

横浜FC昇格王手
区内サポも心待ち
「勝利でJ1掴み取って」

  • 区役所で勤務する橋本さん

  • 「バニヤンツリーベーカリー」の小林さん(右)と店長の山内さん

  • 仕事のノートもFC仕様の田邊さん

 川島町が練習拠点の横浜FCは10月9日に行われたJ2リーグ第40節・大分トリニータ戦で敗れ、1年でのJ1リーグ復帰は今週末以降に持ち越しとなった。年間チケットを片手に熱く応援する保土ケ谷のサポーターからも、昇格確定を待ち望む声が上がっている。

クラブ愛高じて市職員に転職

 「週の始まりの仕事は横浜FCの試合結果を貼ることです」。そう話すのは保土ケ谷区地域振興課職員の橋本学さん。区役所入口に掲示中の、横浜FCの試合結果を紹介するコーナーを管理している。広報よこはまの区版でも「ガチファン」と紹介された区役所きってのサポーターだ。

 福島県出身。もともと横浜フリューゲルスが好きで横浜FCを応援するように。地元企業に勤めていたが「三ツ沢にサッカーをもっと観に行けたら」との思いもあり、3年前に社会人採用で横浜市役所に転職した。

 今年度から保土ケ谷区地域振興課に配属され、偶然にも横浜FCと関わる業務に携わることに。6月の新潟戦で実施された「保土ケ谷区民デー」では区内商店街加盟店舗へブース出店を呼びかけた。「12月には区内商店街と横浜FCが連携したクイズラリーも実施予定なので、昇格を祝うイベントになれば」と期待を寄せる。

出店者目線で熱気を実感

 チームマスコットの焼き印が押された「フリ丸印のぱん」をホームゲーム前日や試合会場で販売する「バニヤンツリーベーカリー」でアルバイトをしている大学3年生の小林尚樹さんは小学生からのサポーターだ。

 8月のホーム・岡山戦ではスタジアムのブースで自ら「フリ丸ぱん」を販売。試合開始直前にほぼ完売となり、急いでスタンドに駆け込んだとか。「来場者を迎える立場でブースに立ったからこそ『フリ丸だー』と喜んで買いに来てくれるような、サポーターの熱を改めて感じることができた」と話す。「前回のJ2優勝(06年)は小さくて覚えていないので、優勝シャーレ(銀皿)を掲げる姿を見たい」と逆転優勝を心待ちにする。

悔しさバネにアウェイ遠征

 星川地域ケアプラザに勤務する田邊麻衣さんは、ホーム・アウェイ問わずゴール裏で観戦する熱心なサポーター。そのきっかけとなったのは、試合終了間際に失点し昇格を逃した18年のJ1参入プレーオフ敗退。「とっても悔しくて。サポーターの力で後押ししなきゃ」と翌年から年間チケットを購入。今年は「最後は気持ちを届けたい」と長崎や沖縄といった遠方アウェイにも駆けつけた。次節16日(日)のツエーゲン金沢戦は、三ツ沢では約3年ぶりの「声出し応援」可能な試合。「勝利で昇格を掴み取って『横浜なら手を叩こう』のチャント(応援歌)で選手を迎えたい」と週末の歓喜を信じる。

16日の昇格条件は

 午後6時試合開始の金沢戦で、横浜FCは勝利すれば昇格が確定。または同試合の4時間前に行われる3位ファジアーノ岡山がブラウブリッツ秋田に引き分けもしくは負けた場合も、横浜FCのJ1復帰が確定する。

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