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保土ケ谷区 トップニュース教育

公開日:2023.08.17

保土ケ谷高校
部活遠征費 調達へ
クラファンで支援求める

  • 寄付を呼び掛けるクラウドファンディングのページ

  • CFページはコチラからアクセス◁

 県立保土ケ谷高校の生徒支援グループの教諭が近年、活躍が増える部活動への支援を求め、インターネットを通じて出資者を集うクラウドファンディング(CF)ページを立ち上げ寄付を呼び掛けている。集まった寄付金は大会に出場する際の生徒の交通費や宿泊費のほか、トレーニングルームの器材購入やメンテナンス費用などに充てられる計画だという。

生徒会費から拠出

 自転車競技部や陸上部が全国大会に出場するなど、近年、活躍が目立つ保土ケ谷高校。生徒が大会で結果を残し、上部大会に出場する際の遠征費について、同校では生徒から月々450円ずつ徴収している生徒会費として集まった予算の中から、遠征先の距離に応じて1人あたり最大8万円の支援金を拠出している。競技に使う器具などの運搬費は支援金の対象外となり、生徒会費とは別会計の部費や場合によっては生徒自らが負担する形となっている。

 今夏のインターハイには自転車競技部と陸上部が出場し、1人あたりに提供される遠征費は7万円。昨年度はこの遠征費として130万円ほどが拠出され、今年度は北海道でのインターハイ開催や活躍する生徒の数が増えることを見越し予算を上乗せした。160万円ほどの予算を組んでいるが、既に昨年度同等の130万円を拠出してる状態だという。

嬉しい悲鳴

 「嬉しい悲鳴ですね」。そう話すのは今回、CFを通じて支援を求める活動を展開する生徒支援グループの東祐司教諭。生徒の活躍に目を細めつつも「原資となる生徒会費の収入は毎年、大きな変動はない。次年度以降も活躍する生徒の数が増えれば、1人あたりに拠出できる遠征費を減額しなければならないことも懸念される。そういった事態はできるだけ避けたい」という。

1口500円から

 危機感を募らせ思案する中、見出したのが学校応援コミュニティサイト「Yellz(エールズ)」を通じたCFによる寄付の呼びかけだった。「地域に根差したインターハイ常連校をめざしたい。一公立高校で高みを目指す生徒たちの活動を応援していただければ」と東教諭。寄付は一口500円から受付可能でCF特設ページ(https://yellz.jp/detail/140125/project/447/)内から10月20日まで受け付けている。

 返礼品などはないが、賛同者の氏名を文化祭「一水祭」の会場で掲出する予定。東教諭は「生徒による地域貢献活動などを通じて、感謝の気持ちをお伝えできれば」と話している。

トレーニング器具の整備・修繕費にも

 近年、複数の部活が好成績を残していることで「保土ケ谷高校で競技をしたい」と入学してくる生徒も増えてきているという。トレーニングルームの器具は順番待ちの状態が生まれ、器具の痛みも激しいという。

 「意識の高い生徒が増えてきている中、トレーニングルームの器材購入や施設整備費、修繕費にも集まった寄付金を充てることができれば」と東教諭は話す。

 寄付は特設ページ内からのほか、電話での申し出にも対応している。問い合わせは保土ケ谷高校生徒支援グループ寄付担当・東教諭【電話】045・371・7781へ。

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