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公開日:2024.01.04

鎌谷町
三ツ沢への新道開通
緊急車両の経路確保

  • 開通した道路を走る土木事務所の作業車

 鎌谷町と三ツ沢公園の外周道路をつなぐ新設道路が昨年12月19日に開通した。同道路周辺はこれまで消防車などの緊急車両が時間帯によっては進入できなかったが、これにより外周道路から町内への進入(一方通行のため緊急車両のみ逆走可)が可能となった。

 新設された道路は延長150m。幅員は4・5m〜6・4mで、鎌谷町自治会館を北上する道と三ツ沢公園の外周道路をS字カーブでつないでいる。鎌谷町方向からの一方通行で、制限速度は時速30Km。

 地域の関係者によると、同地区は20年以上前の宅地開発の際、事業者が谷地に資材搬入用の仮設橋を設置。工事終了後も橋は撤去されず放置され、通行もできなかったことから地域住民からは正式な道路建設を求める声も長年挙がっていた。

 その後、市と地元との話し合いを経て2021年12月から道路造成工事が行われ開通に至った。

 周辺には鎌谷町方面に通じる別の道があるが、通学路のため時間帯によっては車の通行ができず、また周辺は住宅街のため狭い道も多く、消防車や救急車など緊急車両の到着に約700mほど迂回を要するなど時間がかかることが懸念されていた。

 この道路の完成により、緊急車両の新たな経路が確保され消防・救急活動の迅速化が図られたほか、住民にとっては広域避難場所でもある三ツ沢公園へのアクセス強化、整備に伴う造成工事により周辺が土砂災害警戒区域から外れることになった。

 地元の鎌谷町自治会の役員の一人は「20年以上交渉が進められてきたが、周辺の道が狭く大型車両が入れない中で、防災道路として必要な道路だと思う。近隣の方々には事業にご協力いただきありがとうございます」と話した。

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