市立岩崎小学校を拠点とする横浜ハンドボールクラブが、都内で9月7日と8日に開催された「第40回関東少年少女ハンドボール大会」(女子)で優勝を飾った。同大会での神奈川県勢の優勝は初めてとなった。
8月に京都で行われた全国大会で神奈川県勢として初の3位入賞を果たした横浜ハンドボールクラブ(女子)。
関東大会は、1都6県に山梨県を加え、各都県から2チーム、計16チームが出場。神奈川県第1代表として出場した同クラブは、全国大会で優勝した調布ハンドボールクラブに勝っての優勝を目指した。
初戦の塩山ハンドボールスポーツ少年団(山梨)には32―5で危なげなく勝利。続く小金井ハンドボールクラブ(東京)戦でも27―10で勝ち進んだ。横浜ハンド女子の監督を務める鈴木司監督は、「初戦の勝利で固さが取れ、みんな良く足が動いていた」と振り返った。準決勝の川口ハンドボールクラブ(埼玉)戦では、前半で相手チームのパスをカットし速攻で点を重ねるなどリズムに乗り、横浜ハンドのペースで試合を進め、21―11で決勝に駒を進めた。目標としていた調布が準決勝で敗れたため、美園Jr.ハンドボールクラブ(埼玉)との一戦となった決勝。前後半で6失点に抑え、15―6で念願の優勝を手にした。
キャプテンの太田初希さんは「決勝戦前、みんな気が引き締まっていた。前半で点差をつけることができずに追いかける展開だったけど、リズムを作ることができた。自分たちが大会の歴史に名前を刻めたことがうれしい」と笑顔を見せた。
副キャプテンの石井怜愛さんは「強豪中学校の練習に参加し、ディフェンス時のアドバイスなどを受けた。監督をはじめ色々な人に教えてもらってここまでこられた。今後の大会でも優勝を目指したい」と話した。
鈴木監督は、「子どもたちはこれまで良く頑張ってくれて、優勝ができてチームが1つになった。これからは追われる立場になるが、うちの練習量はほかのチームに負けていないと思う。今後も大会を控えているが、各大会でまた優勝できるよう練習に励んでいく」と語った。
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