神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2024年10月24日 エリアトップへ

横浜市 看護師復職を本格支援 離職者向け研修を初開催

社会

公開:2024年10月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
初回研修での採血の演習
初回研修での採血の演習

 横浜市が10月から市として初めて「看護師復職支援研修」を実施している。市の人口10万人あたりの看護職員就業者数が全国水準より低く、少子化の進展などにより新卒の看護職員採用が厳しくなると見込まれることから、離職した看護師の復職支援に本格的に乗り出した。採血など実技の不安解消や働く姿をイメージできる機会を通し、復職につなげるねらい。

 横浜市内の看護師数は3万3747人(2022年)。人口10万人あたりの看護職員就業者数が821・6人で、全国の1049・8人を下回っている。07年から毎年市内の病院を対象に行っている「看護職員等の確保に関するアンケート調査」では、22年度は対象131病院のうち、回答があった88病院の看護職員の採用数の総数は2118人で、年度当初の採用目標数2165人を47人下回るなど「人手不足」の状態が続く。

 今後も少子化が進むことから市医療局は「離職した看護師の復職への期待が高い」とする。市は離職した看護師、いわゆる潜在看護師は「採血などの技術や最新の知識に対応できるか」「家事や子育てと両立できるか」に不安を持つことが多いと過去の調査結果から分析。それらの不安を軽減するため、技術の感覚を取り戻したり、働く姿をイメージできる機会を設けようと復職支援研修を実施することに決めた。市医療局は「今後高齢者がさらに増え、医療需要が増す中、医療体制を整備する上でも看護師の確保は必須」と話す。

人手不足の解消に

 10月5日には横浜市医師会聖灯看護専門学校=鶴見区=で初回の研修が行われた。研修には24人が参加。シミュレーターを用いた採血の演習や、頭痛や腹痛などを訴える患者の症状観察のポイントなどを学んだ。

 参加した40代の女性は「7年間総合病院で働き、育児で離れた後は福祉施設などで働いてきたが医療か福祉か見極めようと参加した」。また、同校の望月紀子副学校長は「看護師の人手不足はコロナが明けてから深刻。離職者が現場復帰する一助となれば」と話していた。

リサイクル クリスタル

古着・婦人服・ダンス服・食器など豊富な品揃え。出張買取もご利用下さい。地域に密着30年の信頼と実績。

https://www.crystal-re.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

燃やすプラ3割削減

横浜市ごみ処理

燃やすプラ3割削減

10月開始の新分別ルールで

12月5日

創部50周年祝い記念式典

今井少年野球部

創部50周年祝い記念式典

「良き伝統を継続したい」

12月5日

手話で学べる菓子教室

Atelierしゅわり

手話で学べる菓子教室

「笑顔の輪広げたい」

11月28日

「窓口カスハラ」対応苦慮

区役所

「窓口カスハラ」対応苦慮

職員要望も体制未整備

11月28日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月21日

実行委員会形式に変更

区P連バレーボール大会

実行委員会形式に変更

担当役員の負担を軽減

11月21日

〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 6月20日0:00更新

  • 6月13日0:00更新

  • 5月16日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

横浜市消防音楽隊が2、3月に定期公演

入場無料

横浜市消防音楽隊が2、3月に定期公演

12月2日から27日まで事前申込受付

2月15日~2月15日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook