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保土ケ谷区 コラム

公開日:2026.01.15

日蓮宗樹源寺 権住職 日比 宣仁(ヒビ センジン) 連載57
法話箋 〜鹿苑〜
「悟りは適応能力」

 仏教の悟りは、「適応能力」という言葉で説明できると想われます。仏教は、苦しみの克服を目指す教えであり、私たちの苦しみの主たる原因は環境の変化にあると考えられるからです。金銭、健康、人間関係は、私たちの悩み事の代名詞です。しかし、私たちは現状の変化に適応できない故に葛藤し、苦しむと考えられます。釈迦は、どういった状況でもそれらに適応していくことが苦しみを解決する鍵である、と説くのです。この「適応能力」のことを、「無生法忍(むしょうぼうにん)」と呼びます。「無生」とは、固定観念を持つべきではない、という意味です。「法忍」とは、受け入れる、という意味です。私たちは「自分は苦難には見舞われない」という固定観念を持っている故に、いざ苦難が降りかかるとそれに苛まれます。しかし、そうした先入観は持たずに、どのような苦難も来るべくして来るものとして受け入れ、適応すべきなのです。そうすることで、新たな目標が見えてくるでしょう。

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