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公開日:2026.10.15
廃食油を航空燃料に 市、境木商店街に回収拠点
横浜市はこのほど、境木商店街にあるコミュニティースペース「パレット境木ベース」=境木本町1の35=に、家庭用廃食油の定期回収拠点を設置した。市が参加し、国内資源循環による脱炭素化を目指す「Fry to Fly Project」の一環。市は、すでに実施しているスーパーマーケットなどでの常設回収に加え、商店街という市民生活に根付いた場所に拠点を設けることで、脱炭素社会の実現を促進したい考えだ。
家庭で使い終わった食用油を集めて持続可能な航空燃料「SAF」(サフ)へとリサイクルする同プロジェクト。SAFは、従来の航空燃料に比べて二酸化炭素排出量を約80%削減できるとされている。市は、日本航空(株)(JAL)などと連携して市内のスーパーなど27カ所(5月現在)に廃食油の回収容器を常設。2024年6月から26年7月末までに累計1万5700リットルを集めている。
今回、新たな回収拠点となるパレット境木ベースは境木商店街の空き店舗を「ヨコハマ市民まち普請事業」の助成金で改修した施設。地元住民らからなる運営委員会(横山貴久恵代表)が運営を担い、子育て支援イベントやマルシェなどを通じた地域づくりを進めている。市は廃食油回収の取り組みを地域へより根付かせるため、定期回収を同ベースへ打診。「市民が日常的に利用する身近な商店街に設置してみてはと考えた。常設ではないが今後の様子を見ていきたい」と市循環型社会推進課の担当者は話す。
17日から定期的に
回収対象となるのはサラダ油やごま油、なたね油、オリーブオイルなど常温で液体の植物性油。事業系油や灯油などは対象外となる。家庭で集めた油を回収容器へ直接流し込む形で、10月17日(土)、11月28日(土)、12月19日(土)の日程で実施される。来年1月以降は毎月最終土曜日に回収を行う予定。油を入れて持ち運ぶための専用ボトルも1本220円(税込)で同ベースで販売される。
回収箱にはSAFに関する環境学習に取り組んだ市立蒔田小学校=南区=の児童による絵が描かれ、子どもたちの啓発の思いが込められている。
同ベース運営委員会の横山代表は「廃食油回収をきっかけに境木ベースと地域の皆さんとのつながりがさらに広がっていけば」と期待を寄せた。
回収時間などの詳細は同ベース【電話】045・721・8749。
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