法政大学女子高等学校=岸谷(和仁達郎校長/生徒数792人)がこのほど、2018年度を目途に男女共学化すると発表した。校名も「(仮称)法政大学国際高等学校」に変更する。
同校は、1949年に前身である私立潤光学園から移管され、法政大学の付属校として創立。共学化は、性別や国籍などにとらわれず、異文化を尊重し合う価値観を育成する「国際化」に向けた取組。「様々な属性の人を認める国際化を進める上で、生徒は女性だけではなく男性も必要」と同校は話す。
少子化の一方で、現状では入学者の定員割れなどの生徒数の減少はなく、共学化は規模の拡大を狙ったものではないという。
地元は期待
共学化後の生徒定員などは現在未定。「男子生徒向けのトイレなど校内の設備工事なども今後必要になる。予定は順次発表していく」としている。
発表を受け、学校内外からは反響があった。同校近くにあり学生も通うパン店ベルエポックの八木下哲次さんは、「食べ盛りの男子学生が通うようになれば商売としてありがたい」と話す。商店街行事へ学生が参加するなど、地元商店と同校は交流があり、「男性が入ればまた違った展開が期待できる」と歓迎する。
在校生の間でも今後の変化に注目が集まっているが、校風は変えないと同校は明言する。「生徒の自主自律を重んじるカラーは、これからも守っていきたい」と話している。
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