鶴見区災害医療訓練が先ごろ、済生会横浜市東部病院など複数の機関を会場に行われ、区内外の30を超す機関・団体の約800人が災害時の動きや連携を実践した。
訓練は東部病院が主催。同院が2007年から実施してきた院内訓練をもとに企画。県の災害拠点病院に指定されている同院が、周囲に協力を依頼し、毎年規模を拡大しながら継続している。
首都直下型地震を想定し、一つのシナリオをもとに同時並行で実施する訓練は、市内でも類を見ない規模となっている。
「自主的に」意識醸成
今年も東部病院での傷病者受け入れや、汐田総合病院、佐々木病院との連携などを実践。下末吉地区自治連合会による下末吉小の防災拠点開設、駒岡地域ケアプラザと特別養護老人ホーム・ニューバード獅子ヶ谷での福祉避難所設置もあった。
また、区三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)をはじめ、鶴見区や警察、消防、区社協なども協力。昨春小野町に開校した、横浜市医師会聖灯看護専門学校の生徒らも初めて参加した。
医師会らは災害時に区内拠点を巡回する救護隊を結成、区役所のほか歯科医師会も独自に災害対策本部を立ち上げるなど、各団体が精力的に訓練を行った。
想定を考案する東部病院救急科の山崎元靖医師は、各団体が自主的に役割や訓練内容を考えていることを挙げ、「醸成されてきた」とコメント。災害時連携のために、普段の交流が深まっているケースもあるとして、さらなる広がりに期待した。
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