秦野 文化
公開日:2026.03.13
熊澤家の資料ひも解く
柳川の漆商の研究報告
市民向けシンポジウム「熊澤家文書の世界-熊澤家資料調査成果報告会-」が2月23日、上公民館で開催され、関係者含め市内外から94人が聴講に訪れた。
かつて秦野の産業の一つであった漆で財を成したという柳川地区の熊澤家。その研究を行っている足柄高校教諭の桐生海正さんをはじめ、同校歴史研究部員や教員、大学生、地元住民らが、熊澤家の蔵から出てきた膨大な資料を整理した成果を報告した。
登壇した桐生さんは、蔵から出てきた新たな資料について説明。伝承でしか聞かなかった「相模漆」を示すであろう「相州漆」という文言が文書にあったこと、どういった流通や取引額だったかの記録が残っていたことなどを報告した。講演後の質疑応答ではさまざまな質問が寄せられたほか、「こういったアプローチで調べてみては」といったアドバイスも寄せられた。
また、会場には蔵から出てきた鳥瞰図などが展示されたほか、桐生さんのあとには古文書講師や金継ぎ教室講師、教員や学生も発表を行った。熊澤家の研究は今後も継続し、第2回シンポジウムの開催も予定しているという。
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