大規模災害などに備え、馬場町第二自治会(1050世帯/上野泉会長)がかに山公園=馬場2の29=にかまどベンチを設置し、6月14日にお披露目会が行われた。区の補助金を使用したもので、10月の自治会自主防災訓練などで活用される。
かまどベンチは、座板のなかに風受けや灰落としパネルを収納しており、
いざという時に座席部分を取り外すことで、本格的なかまどになるもの。災害直後の炊き出しなどで活躍が期待される。
自治会が利用したのは、区が毎年、地域防災活動を行う団体に対し、実施している「共助のための防災活動補助金制度」。今年は小学生や外国人への防災教室や、情報受伝達訓練を行う7団体が選ばれた。
自宅避難を想定
同地区の地域防災拠点は、馬場小学校だが、限られた収容人数で、自宅倒壊者などが優先になると想定される。学校に避難できない人は地域の共助で自宅避難生活をしていくことが必要になると自治会は判断。そういった場合に、一時的な避難場所としてかに山公園の活用を決め、今回のベンチ設置に至った。
お披露目会当日は、住民や関係者ら10人ほどが集まり、実際にベンチをかまどにする方法などを確認した。直近では、10月に同公園で行われる自主防災訓練で炊き出しに使われる予定。
上野会長は「災害時には大きな力になるはず。町の安心は自分たちで考えていかなくてはならない。まずは訓練で使ってみたい」と話していた。
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