琉球王国時代から続く伝統、沖縄角力(すもう)の大会が7月31日、入船公園で開かれた。(一財)おきつる協会(金城京一理事長)と横浜鶴見沖縄県人会(同会長)の共催。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった同大会。沖縄県外では唯一続く角力大会で、76回目を迎えた今大会には地元だけでなく、沖縄からの参加者も。26人の選手たちが技と力を競った。
沖縄角力は大相撲とルールが異なり、5分間3本勝負で競う。立ち合いは無く、柔道着を着てがっぷり四つに組み合った状態で取組をはじめ、相手の両肩を地面につけたら一本となる。
大会は1回戦から激しい力と技の掛け合いに。一本が決まって、砂まみれの姿で次の勝負に挑む選手たちに大きな拍手や激励が送られ、会場は大いに盛り上がった。
決勝で久米島の選手を破って優勝したのは柔道5段の小野瀬拓見さん(34)。金城理事長は「コロナ禍での開催に不安もあったが、素晴らしい大会になった。大会の伝統を守るため、今後も皆さんと協力していきたい」と語った。
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