橘学苑中学校の硬式テニス部は、香川県高松市でこのほど行われた「第11回全国選抜中学校テニス大会」に出場し、男子団体優勝に輝いた。同部が春の全国大会で優勝したのは初めて。次は2年ぶりの夏の全国制覇に向け「今回の結果で満足しない」と意気込んだ。
3月28日から30日まで行われた同大会にシードとして参加した同校。
全国へは昨秋から行われた県大会を優勝し、関東大会では準優勝の成績を収めて出場を決めた。
同大会はダブルス2試合、シングルス1試合で行われ、先に2勝したチームの勝利となる。全国から集まった32校で頂点を競った。
同校男子テニス部には現在13人が所属。同大会には、当時の2年生6人と1年生1人が参加した。主将を務める米良悠誠さんは「部員全員がのびのびと練習を行い、良い雰囲気で試合にも臨めたことが一番大きい」と勝因を語った。また、学校のクラスも各学年1クラスで日常生活から交流の場が多く、コミュニケーションを取りやすい環境があると話す。
大会前には団結力を高めるため、赤いリストバンドを部員、保護者で揃え、大会に挑んだ。
全国大会の決勝戦で対峙したのは、昨年12月の全国私立中学校選手権の決勝で敗れた聖徳学園(東京)。1対1で迎えた最終戦に立った赤羽志道さん・米良さんのペアは出だしが好調で、五分五分の試合展開で進んだ。後衛がラリーで相手を崩し、甘い球が返ってきたところを前衛がボレーやスマッシュで決める基本的な陣形の雁行陣をはじめ、攻撃的な陣形と呼ばれるIフォーメーションなどで終始相手を圧倒。決勝点を6回ほど逃すなど、「若干の焦りがあった」と話すが、結果として6-2のスコアで全国優勝に導いた。
昨年の悔しさ晴らす
ベスト8だった昨年の同大会にも出場した米良さんと赤羽さん、鈴木瑛太さんの3人は今大会にかける思いも人一倍強かった。部員から絶対的エースと呼ばれる鈴木さんは「去年はプレッシャーでダメだったが、自分が勝つ意識が生まれ落ち着いて試合ができた」と話す。ただ、「今回の結果で満足してはいけない」と部員は気を引き締めていた。
次なる目標は夏の全国大会の完全制覇。現在の3年生は、2年前に先輩が全国制覇した姿を見ており勝利への思いも強い。部員たちは「今回優勝できた波に乗って、夏も全国優勝したい」と声を揃えて意気込んだ。
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