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鶴見区 スポーツ

公開日:2026.10.14

横浜銀行ツヅク、ツナゲルプロジェクト 養護施設の子どもたちが波乗り体験 プロサーファー矢作選手、井上選手が指導

  • 初めてのサーフィンでテイクオフに成功、会場が大きな拍手に包まれた

    初めてのサーフィンでテイクオフに成功、会場が大きな拍手に包まれた

  • 子どもから質問を受ける矢作選手(右)と井上選手

    子どもから質問を受ける矢作選手(右)と井上選手

 横浜銀行は10月12日、児童養護施設エリザベス・サンダース・ホーム=大磯町=の小学生〜高校生の13人を招き、大井町の人工サーフィン施設ラ・レイエス湘南でサーフィン体験イベントを開催した。

 同行は、神奈川県を拠点に活動するアスリートの挑戦する姿を広く発信する「ツヅク、ツナゲルプロジェクト」を2023年にスタートした。当日は、同プロジェクトに所属するプロサーファーの矢作紋乃丞選手(23)=藤沢市出身=と井上鷹選手(25)が子どもたちの指導を行った。矢作選手は、鵠沼海岸で4歳から父にサーフィンを教わり、競技を開始。ショートボードのエアー(空中技)を得意とし、国内外で2度、優勝を経験している。

 子ども13人のうち、1人を除いてサーフィンは初めて。ウェットスーツに着替え、まずは地上でボードの乗り方やテイクオフの仕方をプロの2人から直接学んだ。その後は、いよいよ波に乗るサーフ体験へ。

 同施設のプールにはライフセーバーが入り、子どもたちにはライフジャケットを着用させ、安全に体験できる環境に。子どもたちはそれでも、迫りくる波の高さを怖がったり、緊張した表情を浮かべていた。

 子どもが乗るボードの後ろには、プロ選手の補助がつき、いざスタート。選手の声かけや仲間の応援が勇気となり、子どもたちがやる気に満ちた表情に。最後までボードから落ちないようにトライしたり、テイクオフへ挑戦していた。2巡目に入ると、テイクオフに成功者も。会場には、大きな拍手が響き渡った。

 体験した小学生は「最初は波が怖かったけど、勇気を出したら、ボードに乗れた。楽しかった」と笑顔。

チャレンジの大切さを

 体験後、矢作選手は「子どもたちは波に乗るのが最初怖かったと思うが、笑顔でボードに乗っていたのでよかった。チャレンジする大切さを知るきっかけになれば嬉しい」と思いを言葉にした。

 司会進行のもと矢作選手と井上選手が登壇し、トークセッションも実施した。ショートボード、ロングボード、サップサーフィンの3種目を乗り分け「三刀流プロサーファー」として活動する井上選手は、いじめを受け学校に行けない過去もあった。「サーフィンで初めて他人に褒められて嬉しかった。自分から話しかけられるようになった」とエピソードを語った。

 子どもたちを引率した同施設の中島拓己事務リーダーは「プロの選手と交流できたのは貴重な機会。子どもたちが次第に笑顔になっていくのが見られてよかった」と話した。

 主催した同行の勝田道文取締役常務執行役員は「トップアスリートが努力したり、挑戦する姿を子どもたちに感じていただきたくてイベントを実施した」と述べ「子どもたちに喜んでいただけてよかった。挑戦する一歩を踏み出し、はばたいてほしい」と期待を込めた。

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