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公開日:2012.09.13

100m自由形
神中・竹内君が全国優勝
自己ベスト更新で快挙

  • ここ一番の集中力で栄冠を勝ち取った竹内君

 8月26日から30日に東京・辰巳国際水泳場で行われた「第35回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」で、神奈川中学校の竹内智哉君(2年)が、男子13歳〜14歳の部・100m自由形で3年生らを押しのけ優勝を掴み取った。



 大会4日目、13歳〜14歳100m自由形予選で自己ベストとなる53秒65をマーク、同率1位で決勝へと駒を進めた。親が録画した自分の泳ぎをコーチと確認。「コーチに『もっと腕を上げるように』と言われたので、それを意識した」。決勝では苦手なスタートやターンをカバーする見事な泳ぎで、52秒62と予選よりさらに1秒ほどタイムを縮めて自己ベスト更新、そして優勝を果たした。「練習も毎日頑張ったし、顧問の先生やスイミングクラブのコーチがサポートしてくれたおかげです」と、勝因を話す。



 同大会前、8月21日から23日に栃木県立温水プール館で行われた「第52回全国中学校水泳競技大会」にも、男子400mメドレーリレー(背泳ぎ)、男子100m背泳ぎで出場。メドレーリレー予選で59秒45の自己ベストを記録し、その後の100m背泳ぎ決勝で58秒86で自己ベスト更新・3位入賞を果たしている。水泳部顧問の若松一貴教諭は「ここ1カ月の間に2秒縮めてきていた。意識の高い選手で、イメージしたものを本番で実践できる集中力を持っている」と、竹内君の強さの秘密を分析している。本人は特別何かを気にしていることはないそうで、ゆっくりとした口調からも「自分のペース」を持っていることが強靭なメンタルと集中力につながっているようだ。



 竹内君は「丈夫な子に育つように」という親の思いを受け、物心つく前から水泳を始めた。現在は学業の傍ら、学校の水泳部と地元のスイミングクラブの両方をうまく両立させ、練習に励んでいる。毎日2時間あたり約5000mを泳ぐその体は、がっちりと引き締まっている。得意種目は背泳ぎ、自由形、個人メドレー。「やっぱり勝った時が面白い」という竹内君は「来春のJOCで、なんでもいいので3種目で優勝できれば」と目標を定めている。

 

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