「林で防潮堤を作ろう」 311ネットが被災地ボラ募集
鶴屋町の県民センターを拠点に、東日本大震災の復興支援活動を続けているNPO法人かながわ311ネットワーク(伊藤朋子代表理事)が7月のボランティアバス参加者を募集する。
震災での津波被害をきっかけに、東北の被災地をはじめ全国各地で現在、沿岸部一帯にコンクリート製の巨大な防潮堤を建設する計画が進められようとしている。その反面、「自然環境や海と人とのつながりが失われるのではないか」「かえって非難の遅れや津波への危機意識が失われるのではないか」といった地域住民の声も多く、防潮林を再生させることで減災につなげようという動きが各地で始まっているという。
清掃や植樹で被災地支える
そこで同法人は、宮城県気仙沼市で防潮林の植樹活動を行う「NPO法人海べの森をつくろう会」と協力し、「海べの森号」と称して現地での海岸清掃をはじめ種の植え付けや苗の手入れ、植樹に携わるボランティアを派遣している。伊藤代表理事は「震災から4年目に入り、『もう被災地に行っても何もすることはないだろう』と感じている人が増えているようだが、この機会にぜひ参加してほしい」と呼びかけている。
7月18日(金)〜20日(日)に運行予定の「海べの森17号」は、明日6月13日から参加受付を開始する。募集は中学生以上35人で、参加費9800円(往復交通費・旅行保険代)。希望者は九鬼ツーリストホームページ(http://kukitourist.net/)から申し込みが必要。
(問)かながわ311ネットワーク【電話】045・312・1121(内線4140)
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