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公開日:2026.10.29

かめの子すべり台復活へ クラファンで募金開始

  • かめの子すべり台の前で意気込む同プロジェクトの齊藤代表(左)、石川副代表(右)、協力メンバーたち

    かめの子すべり台の前で意気込む同プロジェクトの齊藤代表(左)、石川副代表(右)、協力メンバーたち

  • 運動会で同校を訪れた保護者へチラシを配るメンバーたち

    運動会で同校を訪れた保護者へチラシを配るメンバーたち

 浦島小学校のシンボル「かめの子すべり台」の復活を目指す団体「かめの子すべり台復活プロジェクト(齊藤正志代表)」が10月11日から、クラウドファンディングによる寄付金の募集を開始した。1932年に当時の子どもたちにより作られたと言われるかめの子すべり台は、現在も浦島小学校敷地内にあるが安全基準を満たしていないため、遊べない状態となっている。

 「浦島太郎のように、亀の背中に乗ってみたい」という子どもたちの思いから作られたかめの子すべり台は、長らく遊び場として親しまれてきたが、9年前に安全基準を満たしていないことが分かり使用禁止になった。

 自身の子どもが入学した年にその事実を知った同校元PTA会長で卒業生の齊藤代表が、同級生の石川勇士副代表と昨年、同プロジェクトを発足させた。「すべり台を残すだけでなく、約100年の歴史を次の世代へつないでいきたい」「子どもたちに遊びを通して地域の歴史や物語に触れてもらいたい」「子どもたちの『やってみたい』から始まったすべり台を残し、主体性を大切にできる地域でありたい」という思いで活動を行っている。

修繕費1600万円

 修繕に必要な費用は約1600万円。本体のコンクリートのひびや手すりの高さ、すべり台そばの水道メーターの鉄蓋などが、安全基準を満たさない主な原因だ。

 修繕費用が判明してからは、同校学区内へ自分たちの足で7000部ほどのチラシを3回以上にわたりポスティングし、寄付を募った。大口の納涼夜店や神奈川区民まつりなどのイベントでもチラシ配布やブース出店を実施した。

 印象に残るよう、イベント当日の早朝にポスティングを行ってからさらに会場内でチラシを配るなど、地道な周知活動を行ってきた。「かめの子すべり台に思い出がない卒業生はいない。現状を、まずは知ってもらいたい」と石川副代表は語る。

 学区内の住宅や企業はほとんど自分たちの足で回ったが、目標の1600万円までの道のりはまだ長い。そこで、クラウドファンディングで広く資金を募ることにした。

来年1月まで

 クラウドファンディングでの募集は来年1月31日まで。コースは3千円から100万円までの全9種類。3万円以上の寄付で、修繕完了時に銘板が設置され、額に応じてサイズが大きくなる。10月26日現在、クラウドファンディングで集まった寄付金の総額は128万6000円。

 齊藤代表は「かめの子すべり台の歴史や現状を知ってもらえれば、協力してくれる人はたくさんいるはず。子どもたちが作ったものだからこそ残したい」と支援を呼び掛けた。

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