今年で23回目を迎える「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」が7月24日・25日に西公会堂=西区=で開催され、小学校の部に神奈川区代表として参加した浜道美咲さん(神奈川小6年)が審査委員長賞に選ばれた。
同コンテストは、各区の予選会を突破した小中学生が、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」に基づき、「貧困や飢餓の撲滅」「再生可能エネルギーの利用」「災害に強い社会」「平和で公正な社会の推進」など、様々な視点から国際平和に対する思いを語るものだ。
見えないかべ
児童・生徒約5万人の中から選ばれた36人が、本選に出場した。浜道さんは『見えないかべ』と題し、黒人のニュージーランド人をホームステイ先として招いた際のエピソードに触れながら、人種差別撲滅について堂々と訴えた。
「ニュージーランド人を白人だと思い込んでいた自分にハッとした。勝手に見えないかべを作っていたのだと思う」と当時を振り返り、「そのかべを壊すためには、些細なことでも一歩を踏み出すことが大切なのだと感じた」と語る。
子ども実行委員に就任
小中それぞれで市長賞(2人)と教育長賞(2人)、審査委員長賞(2人)が選ばれ、同コンテスト本選出場者は「よこはま子ども国際平和プログラム子ども実行委員」として、ユニセフ協会の諸活動への協力、平和募金の呼びかけなどの活動に取り組む。「他の出場者のスピーチを聞いて笑顔やあいさつの大切さを知った。子ども実行委員として、誰もがしっかり世界平和に目が向けられるように呼びかけていきたい」と抱負を述べた。
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