2009年からボランティアで紙芝居を披露している菅田町在住の杉田勇さん(通称・紙芝居おじさん)。岸根公園で毎月1回行っている紙芝居が上演10周年を迎えた。4月27日の開催日も多くの親子が駆け付け、2作品を楽しんだ。
毎月第4土曜日に開催している岸根公園での紙芝居。10周年を迎えた4月27日の上演には、親子約30人が集まった。この日は『おいしいものなあに?』『アンパンマンとばいきんまん』の2作品を披露。杉田さんはBGMを流し、子どもたちに積極的に声をかけながら、物語の世界へ引き込んでいた。
孫を連れていた女性は「なつかしい。また見たい」と話していた。
ボランタリー賞
杉田さんは横浜開港150周年の09年に、山下公園で紙芝居を始めた。電動車いすに乗った「紙芝居おじさん」は瞬く間に話題となり、公園や幼稚園、施設などで上演を続けてきた。その数456回。こうした活動が評価され、14年には県からボランタリー活動奨励賞を受賞している。
発声練習を行い「分かりやすく、切れ味よく、感じよく」を意識する。神奈川区の伝説や歴史にまつわるオリジナル2作品も制作。観客に見えやすいよう、通常B4サイズの紙芝居をB3サイズに拡大し、専用の舞台も発注して上演に臨んでいるという。
目標は500回
杉田さんは「子どもたちの笑顔が元気の源。公園職員の協力が支えとなっている」と10周年を振り返り、「体力的に厳しくなってきたが、500回を目指してがんばりたい」と抱負を語った。
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