東京オリンピックの男子フェンシングエペ団体で金メダル獲得に貢献した見延和靖さん(34)が、14日に青木小学校を訪れ、児童たちの前で夢を追い続けることの大切さを語った。
同校に親戚が通学している縁で訪問が実現。校庭に姿を見せた見延さんが壇上で金メダルを掲げると児童から歓声と拍手が沸き起こり、「これまでワールドカップで取ったどんな金メダルよりも重くて、価値のあるメダルです」と胸を張った。
見延さんは決闘をルーツに持つフェンシングの歴史や種目、使用する剣の特徴などを説明したほか、東京五輪で金メダル獲得後に選手村のトレーニング施設を訪れた際、他競技の外国人選手から祝福の言葉を掛けられたり写真撮影を求められたりと交流が生まれたエピソードなどを紹介。「スポーツをやっている人はみんなオリンピックを目指している。それだけ価値のある大会で、金メダルを獲得するといろいろなことが変わるんだと思った」と振り返った。
小学生の頃は空手、中学生ではバレーボールを習い、フェンシングは高校生から始めた。「フェンシングが楽しいから頑張れたし、オリンピックで金メダルを取るという夢ができた」という見延さんは、「みんなに伝えたいのは夢はかなうということ。なんとなく過ごす1日を減らし、今日の自分が昨日の自分よりもどこか1つ成長できるように」と語り、「いろんなことに興味を示しながらわくわくする気持ちを持って、これだったら頑張れるというものを見つけてほしい。そうすれば、みんななりの金メダルを獲得できると思います」と優しく呼び掛けた。
5年生の児童は、「金メダルはすごくきれいだった。見延さんの話を聴いて、自分も中学受験のために勉強をもっと頑張ろうと思った」と笑顔で話した。
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