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神奈川区 トップニュース教育

公開日:2022.12.01

神橋小学校5年1組
約4千着回収し難民へ
子ども・ベビー服を届ける

  • 体育館で服の形に並べられた約4千着と喜ぶ児童ら

 神橋小学校5年1組の児童28人が、地域内で子ども・ベビー服を回収し難民に届ける活動を行っている。回収を終えた11月22日には、集まった3816着を体育館で服の形に並べ、自分たちの成果を実感していた。

 同クラスでは、総合的な学習の時間でSDGsについて学びを深めている。調べを進める中で、ユニクロなどを展開する(株)ファーストリテイリングと国連難民高等弁務官事務所が行う「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」の存在を知った。児童・生徒が主体となり、校内や地域で不要になった子ども・ベビー服を回収し、同社を通して難民のもとに届けるこの取り組み。ロシアによるウクライナ侵攻など世界情勢も相まって、この活動に賛同し、今年の9月から回収を始めた。

目標の約4倍

 児童らは協力を呼びかけるチラシを独自に作成し、校内や地域の掲示板などに貼り付けて寄付を募った。当初は1千着を目標としていたが校内で集まったのは520着ほど。近隣の保育園・幼稚園の6カ所にも回収ボックスを設置したところ、目標を大きく超える約4千着に到達した。児童らは「こんなにも集まると思わなかった」「人の役に立てたと思うと嬉しい」と達成感をにじませていた。

 集まった服の中で、160cmより大きい大人サイズやドクロの柄のものなどは対象外。今回、これらのものは雑巾へと作り変え、協力した保育園・幼稚園にプレゼントし、感謝の気持ちを伝えた。

 また同プロジェクト事務局によると今年度、区内では同校のほかに神奈川総合高校、ホライゾンジャパンインターナショナルスクール、角川ドワンゴ学園N中等部横浜キャンパスの3校がこの取り組みを実施しているという。

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