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公開日:2023.06.01
神奈川区運営方針
若い世代と地域つなぐ
多文化共生施設の設置も
神奈川区は5月18日、令和5年度の区政運営に向けた目標や施策などを定めた「運営方針」を公表した。「笑顔でつながる『神奈川区』」を基本目標に、転入世帯をはじめとする若い世代が地域に迎えられ、つながりあう中で、支えあえる関係づくりを目指す。
人口増が続く
横浜市の資料によると、市全域の人口は2021年をピークに減少に転じているが、神奈川区では転入超過による社会増加が見込まれることから、2030年代半ばまで人口増加の傾向が続くと考えられている。
そこで「笑顔でつながる『神奈川区』」を目標とした今年度の運営方針は、横浜市の中期計画に掲げられている基本戦略「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」の実現に向け、転入世帯をはじめとする若い世帯と地域との関係づくりが重点に置かれている。そして、神奈川区に暮らすすべての人が、いきいきと暮らし続けられる「安心で温かい元気なまちづくり」を進める。
目標達成に向けて「誰もがいきいきと暮らし続けられるまちづくり」「地域がつながり魅力にあふれるまちづくり」「安全・安心なまちづくり」の3つの施策を設定。若者世帯が直接関わる子育て支援では、虐待リスクのある対象者への支援やひとり親の悩みを受け止める相談支援の対応などを拡充。子育て支援の取組を必要とするすべての人に届くよう、広報も強化する。
地域づくりの分野では、毎年開講している「神奈川区地域づくり大学校」で受講生だけでなく、卒業生も対象とした交流会などを開くことで、様々な人や団体のつながりづくりを推進する。また、「かながわ支え愛プラン」第4期地域福祉保健計画は、地域活動を広報するウェブの特設ページを拡充し、新たに地区別計画の推進会議や研修会などへのアドバイザー派遣を行う。
また、神奈川区には現在、8000人以上の外国人が住んでおり、多文化共生を進める多文化共生ラウンジを2024年3月に開設する予定。
脱炭素化の推進
今年度から同方針の主な事業に「脱炭素化の推進」を追加。7月末から神奈川大学と連携した区民向けの環境講座の開催を予定しているほか、27年の国際園芸博覧会を念頭に置いた「花と緑のカーテン」による緑化推進や地産地消推進のために野菜市の開催も行う。
日比野政芳区長は「神奈川区は若い世代を中心に転入者が多く外国人人口も増え、今年度は多文化共生ラウンジを開設予定です。外国の方や若い世代の活力を地域につなぎ、魅力あふれるまちづくりを進めます。区民の皆様の生活に身近な企業や行政、団体などと信頼関係を築き、より良い区政を目指してまいります」と意気込みを話す。
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