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神奈川区 意見広告

公開日:2025.04.03

未来を創る教育を 県政報告
教員の働き方改革とやりがい向上
県議会議員 片桐のり子

 近年、教員のなり手不足が問題となっています。教員は単に教科を担当するだけでなく、様々な業務で多忙です。同時に、教育現場が抱える新たな課題等にも対応しなければならず、非常に責務の重い仕事です。そこで、県議会ではこれまで教員の働き方や処遇改善等に関して多角的に議論してまいりました。

 教員の働き方改革等を進めるにあたっては、教員が意欲を持ち続けられる環境整備が不可欠です。私は、働き方改革によって創出された時間を活用し、「教員が新たな知識や技能を学び続ける仕組みを整えるべきではないか」と、本会議で教育長に質問しました。

よりよい教育の提供

 教育長からは、令和5年度、教職経験に応じた研修体系を見直し教員が主体的に成長できる仕組みを整えたことや、総合教育センターにおける研修のコンサルティング体制強化について答弁がありました。さらに、令和6年度改定する指針において、長時間勤務の是正やウェルビーイング向上のための施策を推進し、教員の負担軽減に取り組むとの方針が示されました。これらの施策で、教員がよりよい教育を提供できる環境が整備されることが期待されます。

感謝を伝える機会を

 働き方改革に加えて、教員が”やりがい”を実感し、誇りを持ち続けることも重要だと考えています。米国の「教師の日」やユネスコの「世界教師の日」のように、教員への敬意と感謝を示す機会を設けることは、教職の魅力向上にもつながります。多くの教員にとって、教え子たちや保護者、地域社会からの感謝の言葉は、自らの職務の意義を再認識するきっかけとなります。本県においても、教員の貢献を広く認識し、その価値を高める取組の検討を知事に要望しました。

 教員の負担軽減とともに、社会全体で教職の魅力を高める取組が必要です。教育は未来を創る基盤であり、その最前線に立つ教員が誇りを持って働ける環境を整えることが、子どもたちの成長にもつながります。今後も、教員のやりがい向上や働き方改革に向けた施策の充実を図り、教育現場の支援に尽力してまいります。

片桐紀子

神奈川区反町3-22-2 柿田ビル202

TEL:045-285-0725

https://www.katagirinoriko.net/

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