神奈川区 意見広告
公開日:2025.02.20
利用者にも職員にも安心を 県政報告
高齢者施設での虐待防止
県議会議員 片桐のり子
昨年9月〜12月に行われた第3回県議会定例会において一般質問に登壇しましたので、数回にわたりご報告いたします。
今回は「高齢者施設での虐待防止」について。近年、全国的に高齢者施設・障がい者施設での虐待が社会問題となっています。過去の中井やまゆり園の事件をはじめ、本県も例外ではありません。また、施設での虐待事案が報道されるたびに、施設での暮らしのイメージが損なわれている現状があります。
こうした問題を解決し「神奈川県の施設はどこも素晴らしい」と思ってもらえるような環境整備が急務です。私は、「県内の介護施設従事者が高い倫理観を持ち、高齢者やその家族が安心して施設を利用できる環境を整えるため、県としてどのような取組を進めていくのか」を問いました。
知事は、県内の高齢者施設における虐待件数が増加傾向にある現状を踏まえ、これまで介護や医療関係者、学識経験者等で構成する「かながわ高齢者あんしん介護推進会議」を設置し、虐待防止についての議論を重ねてきたこと。施設職員等を構成員とする「虐待防止部会」を設置し、研修の内容や効果的な対策についての検討をしていると答弁しました。
研修や職場環境の充実を
特に認知症の高齢者が虐待の被害者となる事例が多く、認知症への理解を深め、その特性を踏まえた支援方法を学ぶ重要性が指摘されています。県は、認知症当事者である「かながわオレンジ大使」を講師として招き、施設職員が利用者の立場に立った支援を学べるようにするとのことです。さらに、職員が日常的に学習できるよう、スマートフォンで視聴可能な虐待防止の動画作成を進める方針も示されました。
私は、これらの施策に加え、職員のストレス管理や職場での悩みを相談できる窓口の設置を要望しました。介護の現場では、職員の負担が大きく、精神的なストレスが虐待につながるケースもあります。施設職員が安心して働ける環境を整えることが、ひいては高齢者の安心・安全につながると考えます。
高齢者やそのご家族が安心して暮らせる社会の実現のため、今後も県政に尽力してまいります。
片桐紀子
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神奈川区反町3-22-2 柿田ビル202
TEL:045-285-0725
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