横浜市中央卸売市場=山内町=は6月から新たに毎月第二土曜日を「濱のまぐろの日」と銘打ち、水産仲卸棟での一般開放で抽選会などの企画を行う。昨年月2回から毎週に拡大した、土曜日の一般開放来場者を増やすのが狙い。今週末の14日が初回となる。
同市場の魚食普及推進協議会地域交流部会が主催する一般開放は、15年近く前から始まったもの。卸売業者の社長らが自ら魚河岸汁を振る舞うなどボランティアで運営している。
通常は登録業者しか買えない新鮮な魚介類が購入できるのはもちろん、野菜や果物、花きの販売も行っている。時間は午前8時から10時までの2時間。近年では親子連れや外国人観光客など、毎回2千人ほどが訪れる。
第一、第三土曜日にはマグロの解体ショーや、ご当地芸人「横浜ヨコハマ」や歌手らによるライブなどのイベントも週替わりで開催。昨年からは月2回の開放日を毎週に拡大したが、イベントがない週の集客が課題となっていた。
そこで、来場者にも解体ショーが人気の「マグロ」に特化したイベントを新たに開くことを考案。同部会の荒井聡部会長((株)菊平代表取締役)は「一般開放の来場者の約7割はマグロ目当て。まずは市場に来てもらうことが大事」と話す。
「まぐろの日」の目玉は抽選会。当日場内のマグロ店で1000円購入ごとに抽選券を配布。抽選ではマグロ店舗で使える金券のほか、米などが景品としてもらえる。
「市場の強みである『モノの良さ』を知ってもらい、リピーターを増やしていきたい」と荒井部会長。一般開放の詳細は横浜市公式サイトの横浜市中央卸売市場のページへ。
![]() 人気のマグロ解体ショー(14日は実施なし、横浜市提供)
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