毎月第1金曜連載 月刊そえだ通信 被災地100キロ 歩いてわかること 川崎市議会議員 そえだ勝(民主党川崎市議団)
先週末の金土日で福島以外の被災地状況を把握するため、知人を頼り岩手県沿岸部の被災地を歩いて現地調査しました。最北の種市という町から南下し宮古市北部まで3日間で約100Km強の道のり。松下政経塾時代、三浦半島一周の100Km行軍という研修をして以来、2年ぶりの長距離行軍のため、かなり膝や腰に負担がきました。でも被害の場所を車で走り抜けるのでなく、実際に歩いてこそ、避難者の方の気持ちに近づけると考え実行しました。
車で通り過ぎると分かりませんが、写真のような瓦礫の山が至る所にあります。これはかなり強い臭気を放っています。つまり瓦礫の山が撤去されなければ、海岸沿いの住民は戻るに戻れない状況と肌で感じました。
また、途中、仮設住宅に立ち寄りながら、避難された皆さんと膝詰めで話をさせて頂きました。
被災地を実際に歩いていく中で見えてきたこと等をお話すると、皆さんに共感して頂き、ざっくばらんな声が聞けました。
福島同様、多くの方は「早く元の場所に住みたい」と、願っています。堤防再整備を始めとする津波対策は不可欠ですが、既述のように瓦礫撤去もまた必要です。
よって、川崎市としては、以前に瓦礫受入を表明しましたが、それをいち早く行うことこそ、被災者支援に繋がると感じました。
無論、放射性物質の件を含め、市民の皆さんに安心していただけるような万全の受入態勢の整備も大切です。それも併せて行政に働きかけていきたいと思います。この震災は国難ですから、県や市の枠を超え、ALL JAPANで考えていきましょう。
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5月3日
4月26日