JSP港北レーシングに所属し、今シーズンポイントランキング1位で最終戦にのぞむ 橋本 祐一さん 橋本工業代表取締役 47歳
常に全力で挑み続ける
○…時速120キロで水上を駆け抜けるジェットスキー競技で活躍。日本ジェットスキー協会主催の大会の排気量1500CCのクラスでは09年から11年までの3年間首位を守り続けた。昨シーズンは3位と及ばなかったが、今シーズンはすでに全6レース中5レースを終え、現在ポイントランキングトップ。26、27日に行われる最終レースで首位奪還をねらう。「観客を魅了するおもしろいレースを見せたいね」とベテランらしい余裕を見せる。
○…「やるからには負けられない。1番前を走る楽しさは格別」と目を輝かせる。最終戦を目前に控えているが「緊張はしない。楽しさが上回る」と話す。ジェットスキーとの出会いは23年前。水上でのスピード感に魅了された。「水上だったら何キロだしても怒られないしね」と無邪気に笑う。「実は小さいころから運動はキライなんだ」とポロリ。とは言いつつもレースのためにトレーニングは欠かさない。
○…青森県出身。中学卒業後単身川崎へ。「当時はやんちゃでね」と振り返る。様々な職を経験し、20歳で起業。以来27年間、マンション・ビルの修繕工事を行う橋本工業の代表取締役として社員をまとめてきた。「社員にはただ働くだけでなく夢や希望をもってもらいたい」とチャレンジ精神を持つよう常に伝えている。仕事とレース厳しい両立だが自らもこのチャレンジ精神を実践している。
○…趣味はバイク。夜明けにバイクの音を聞きながらのんびり走るのが好きだという。「たまには追われずにゆっくり走りたいからね」とニコリ。夫人と2人の娘との3人家族。地方のレースの際には家族みんなが応援してくれる。「レースが家族旅行。息抜きにもなっている」。目標はアメリカで行われるアイアンマンレースでの優勝。最も厳しいと言われるレースだ。「次があると思うとゆるくなる。今しかないという気持ちで常に全力で挑む」
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4月12日
4月5日