区内外で中国の民族楽器「二胡」の音色を届けている中学生奏者 畑澤 舞奈さん 区内在住 14歳
「二胡の魅力伝えたい」
○…二本の弦を弓で奏でる中国の民族楽器「二胡」。中学生でありながら演奏歴は11年。大人と同じ舞台に立ち、人々の耳を楽しませている。「様々な場で演奏して、二胡をもっといろんな人に知ってもらいたい」と、中学校の文化祭や出身小学校のイベント、区内のデイケアセンターなど地域で活動。また、都内の東日本大震災復興応援イベントにも毎年参加している。「皆が『二胡』と聞いただけで、この綺麗な音色が頭に浮かぶようになったら嬉しい」と、二胡の魅力を伝え続けていく。
○…二胡との出会いは3歳の時。母に連れられ観に行ったデパートのコンサートで初めて聴いた。その日から二胡のCDが大好きに。別のデパートで演奏者と再会し、自ら「教えてください」とお願いする姿に母もびっくり。以後、都内の教室でレッスンを受け続けている。5歳で初めて検定に合格し、小学5年生で講師レベルの5級を取得。昨年の「第17回長江杯国際音楽コンクール」では民族楽器・中学生の部で優秀賞を受賞した。「これからは体を動かしながら表情を豊かにし、表現力をつけていきたい」と次のステップを目指す。
○…4人家族の長女。小学2年生の妹も一緒に二胡を習っている。「自分の小さい頃に似ている」と懐かしむことも。背丈は約170cmと親譲りの高身長。「先生に間違えられることもある」と苦笑い。一方、二胡の教室では大人に囲まれて娘や孫的存在。「いまだに小さい子扱いされる」というのも愛されている証拠だ。
○…一昨年から区内の中高生による文化祭「みやまえ文化魂」にも出演している。昨年は実行委員として舞台づくりを経験した。「皆で作り上げる達成感を得られた」と新たな興味が湧き、舞台づくりの講習にも行ったという。将来の夢については、「これからも自分でやりたいと思えることを見つけて挑戦していきたい」と、好奇心旺盛な中学生らしい笑顔を見せた。
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4月19日
4月12日