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宮前区版 公開:2015年5月15日 エリアトップへ

宮前区医師会の新会長に就任した 菅野 澄雄さん 菅野耳鼻咽喉科 院長 53歳

公開:2015年5月15日

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連携強め、安心の地域医療を

 ○…区内の約150人の医師が所属する宮前区医師会の新会長にこのほど就任した。3期6年の副会長としての経験を生かして、歴代会長が築いてきた伝統を継承しつつも「慣れてきたら自分のカラーも出せれば」と意欲的だ。今年度で10年の節目を迎えた高血圧・糖尿病の公開講座の開催など、市民の健康をサポートする医師会を目指す。「所属する先生方が患者様のために同じ方向性がもてるよう、連携を強めていく」

 ○…東有馬の菅野耳鼻咽喉科で院長を務める。1996年の開業から今年で19年目を迎えた。常に「自分の親だったら、子どもだったら」と親身になって患者に向き合う。「医師だから、という上からの目線ではなく医療アドバイザーのような立ち位置でいたい」と親しみやすい笑顔を見せる。医師会への入会がきっかけで「地域全体の健康増進に寄与したい」との想いが強くなったという。「先生方との交流の中で地域医療の現状を学ぶことが出来る貴重な場」と同会の存在は自身にとっても大きいようだ。

 ○…東京都出身。子ども時代、小児喘息だったこともあり、もともと病院への馴染みは深かった。「病院に行けば症状が楽になり、医師に憧れをもつようになった」と当時を振り返る。中学時代にアレルギー性鼻炎で通院していたこともあり「患者様に共感することも多い。耳鼻咽喉科の医師になったのは自然な流れですね」と話す。多忙な日々だが、長期の休みには家族でハワイを訪れる。長男・長女ともに医師の道へ進んでおり、「進路は自由に選ばせていた。同じ道を選んでくれて正直嬉しいですね」と父親の顔を覗かせた。

 ○…「患者様のためにある、愛される医師会」を掲げる。今後は市民の身近な存在であるかかりつけ医が患者を人生の最期までサポートできるよう、在宅医療などの事業にも力を入れる。「時代のニーズに合った、安心の医療を提供し続けていく」と熱い想いを語った。

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