『せいじのみかた』Q&AVOL.58 企画・制作/維新の党 知事退職金4176万円、感覚のズレを質す 神奈川県議会議員 飯田満(維新の党)
統一地方選挙後、初の議会論戦で「首長の退職手当」について、知事の姿勢を質しました。今号はその一部をご紹介します。
[県議会一般質問抜粋]
飯田―当時、小泉純一郎首相は、経済財政諮問会議の場で「首長の退職金は多すぎる」と提起し、それを耳にした首長が一気に反論した。そして、我が党の橋下徹大阪市長は、約4千万円の退職金を84%削減して628万円としている。
平成23年からの1期4年間努めた黒岩知事の退職手当は4176万円、4月27日に知事の口座に振込まれている。4年間で4千万円の退職金が貰える民間企業など聞き及んだ事もない。県民感覚からかけ離れた退職手当を削減する考えはないか。
黒岩知事―知事の退職手当は条例を根拠に、職責や自治体の規模を踏まえて定められている。本県では特別職報酬審議会から意見を得ており、今後、総合的に検討すると認識している。退職手当は審議会の意見を伺い判断したいと考える。
飯田―審議会の答申に従わなくても条例改正で引き下げは可能。知事の退職手当の計算式〈月額給与(145万円)×在職月数(48ヶ月)×0・6=4176万円〉の「在職月数(・・)」を「在職年数(・)(4年)」に改正すべき。
黒岩知事―第三者で構成される審議会から意見を頂けることになっている。判断についてはその意見を参考にしたい。
飯田―4年で約4千万円の退職金、県民感覚として高すぎる。条例改正が必要だ。
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3月22日