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宮前区版 公開:2015年9月11日 エリアトップへ

神奈川県電機商業組合の理事長を務める 関口 征男さん 小台在住 72歳

公開:2015年9月11日

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「地域に寄り添う組合に」

 ○…県電機商業組合の理事長として県内約350店の”まちの電機屋さん”を束ねる。講習会や勉強会を開き『家電のホームドクター』として技術に磨きをかける一方、訪問サービスという特徴を活かして地域の安全安心への取組みに力を入れる。「家庭にすっと入り込める電機屋だからこそできることがある」と7月には振込め詐欺などの犯罪抑止を目的に県警と防犯協定を締結。「高齢者の見守り活動など地域密着を活かして貢献していきたい」と意気込む。

 ○…昭和初期創業の宮前関口電機2代目代表として活躍してきた。現在、経営は息子に引き継いでいるが、まだまだ現役。「アナログ人間だからね。今の技術にはなかなかついていけない」と照れ笑いを浮かべるが、昔馴染みの顧客と顔を合わせる機会を大切にしている。県内でも老舗の同店。父が業界内でも知られる人物だったこともあり理事長に推された。プレッシャーは大きかったというが「頑張れるのは周りの助けがあるから」と感謝を忘れない。

 ○…同組合理事長のほか、宮前平駅前商店会会長や川崎家電リサイクル協議会会長を務め、小台町内会では防犯、会計を担当するなど数多くの肩書を持つ。「できる範囲で」と引受けてきたが、いつの間にか役職が増えていたのは人柄の良さから。夫人はできる範囲を越えていると笑うが、「地元でこれだけ長く商売を続けてこられたのも地域の方の支えがあってこそ」と『地域への恩返し』を続ける。忙しい日常での癒しは4人の孫。「可愛くてしょうがない」とおじいちゃんの顔を見せた。

 ○…「電機屋の火を絶やさない」―。高齢化や後継者不足で店舗数は減っているが、地域との絆を紡ぐことのできる電機屋の存在意義は大きい。だからこそ「支え合いながら”まちの電機屋”を守っていきたい」と話す。目標は500店規模の組合。「地域に寄り添う電機屋」を目指し、組合の魅力づくりに今日も走る。
 

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