神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2015年11月27日 エリアトップへ

第64回川崎市書道展で市長賞を受賞した 山本 寿子さん 野川在住 69歳

公開:2015年11月27日

  • LINE
  • hatena

自分流を探求し続ける

 ○…市書道連盟と市文化協会が主催する第64回川崎市書道展で応募総数327点の中から市長賞に輝いた。これまで20回以上出展し昨年の次点など受賞作は多いが、最高賞は今回が初めて。「まだまだ欠点が目立って会心の出来という訳ではなかった」と自身の作品を眺めて振り返るが、「市長賞という身に余る賞をいただけて嬉しい。これを機にまだまだ頑張らないとね」と更なる意欲を見せた。

 ○…初めて書に触れたのは小学生時代。近所に書道教室があったことで自然に通うようになった。一度書道を離れ就職、結婚、子育てを経てひと段落した頃に、知人の紹介で高津区で開かれる教室に顔を出した。そこで講師の書に魅了され、以来30年以上作品を書き続けている。「もともと書くことが好きで。自分の楽しみとしてずっと続けられるものをと考えたら書道に行きついた」と話す。紙の質や筆の速さ、滲みの変化などで限りない表現ができる書道。「思いを込めたものが作品として出来上がるのは素敵ですよね」と温かい笑顔を見せる。

 ○…高津区溝口出身。子ども時代の溝口は田んぼや川など自然が多く、のどかな街で日が暮れるまでかくれんぼやゴム飛び、石蹴りをして遊んだ。のびのび育ったからか、友人からは「小さなことは気にしない性格」と言われることも多いとか。現在は夫と2人の息子と4人暮らし。主婦業の合間を縫って書道に打ち込むが、両立は家族の理解があってこそ。「自由に続けさせてくれる家族に感謝したい」と話す。

 ○…自身の作品づくりに加え、月に4回ボランティアとして高齢者に書を指南するなど、書道漬けの毎日を送っている。「これまでは課題をこなすことで精一杯だった。活動の幅を広げたことで自分の勉強にもなっている」と大好きな書を日々楽しんでいる。様々な人に出会い、多くの作品に触れることで新たな”山本流”の書の探求を続ける。

宮前区版の人物風土記最新6

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月15日

弘中 幸子さん

ピアニストで3月24日の「アルスノバ・クラシックコンサートウィズ・サクソフォーンズ」に出演する

弘中 幸子さん

有馬在住 60歳

3月8日

畠山 晴圭(はるか)さん

日本舞踊家を志し「音楽のまち・かわさき」20周年CMに出演する

畠山 晴圭(はるか)さん

宮前平在住 20歳

3月1日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook