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宮前区 人物風土記

公開日:2016.05.20

プロのゴスペルシンガーとしてアリーノでコンサートを行う
後藤 美幸さん
平在住 51歳

歌声で人と人とを繋ぐ

 ○…プロのゴスペルシンガー、講師、ディレクターとして多方面で活躍。「自分のゴスペルが何かの形で誰かの役に立てば」と障害者施設や高齢者施設での訪問コンサートやチャリティーにも積極的だ。6月12日にはアリーノでのコンサートを控える。「自分が住む街の人と会えるのが楽しみ」と心待ちにする。

 ○…静岡で生まれ、洋楽好きの両親のもとで育った。「実家はレコードで溢れていた」と懐かしむ。学生時代からバンドを組むなど、音楽の道へ進んだのは自然な流れだったという。21歳で上京し、プロとして米軍基地等でハードロックやブルースといった洋楽を演奏していた。結婚、出産で音楽活動を休止していたが、息子が通った幼稚園の「エンターテインメント係」に任命されたことがきっかけでゴスペルと出会った。「謝恩会で皆でできることを」と自身も一からゴスペルを学び、ママ友らと共に1つの作品を作り上げた。以来、ゴスペルに魅了され、プロとしての活動が始まった。

 ○…高校生の息子と夫との3人暮らし。一時は子育てとの両立に悩み辞めることを考えたことも。そんな時息子が言った「頑張っていることは辞めちゃダメ。寂しいことも忘れちゃったよ」との一言が踏み止まらせた。「ちゃんと見ていてくれたんだと嬉しかった。いつか親子で演奏したい」と母親の顔を見せる。

 ○…ゴスペルを始めてたくさんの出会いがあった。今年2月に初めて実施した盲導犬チャリティーコンサートも偶然の出会いがきっかけ。「盲導犬を連れた女性が困っていたので声をかけたことで、盲導犬の現状を知った」と話す。ゴスペルで何か力になれないかと声を上げると仲間が次々に協力してくれた。「多くの方に支えられてここまで来れた。ゴスペルに出会って人生が変わった」と話す自身の目標は、広く魅力を伝えることでのゴスペルへの恩返し。ゴスペルを通して人と人とを繋いでいく。

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