全国280拠点の高齢者施設を運営する株式会社ユニマット リタイアメント・コミュニティ。高齢者ビジネス業界大手の同社で、昨年6月から代表取締役社長を務める中川清彦氏は神奈川県出身、現在は宮前区在住。一昨年社名も変更し、新たなステージに立った同社について新社長の思いを聞いた。
―民間企業から国家公務員、さらに高齢者福祉分野への転身。異色の経歴ですが、入社経緯を教えて下さい。
高齢者福祉に興味を持ったのは、大学生の時。兄に車を譲ってもらい、その代わりに甥の保育園の送迎を任されていました。その際、祖父母が園児の送り迎えをする心温まる光景を目にし、幼老複合施設を思いつきました。いずれそのような施設を作りたいと考え、まずは経営を学ぼうと民間企業へ。3年後には、更に福祉について国の仕組みを学ぶため、官僚に。中央省庁で7年目を迎えたとき、大学生からのその夢を実現しようと決意。社会福祉法人で介護施設や保育園の施設長・園長を経験後、現在の会社の高齢者事業に大きな可能性を感じて入社、今日に至ります。
―どんなサービスを目指していますか?中川社長の考えをお聞かせ下さい。
ひとことで言うと、お客様の夢を叶えることです。「自分の足で歩きたい」「旅行に行きたい」などその夢は千差万別。それらを叶えることができれば、本気でシニアビジネスの分野で日本一の会社になれると考えています。
神奈川県では現在14拠点、在宅系から入居系の介護サービスを提供し、ここ宮前区にも1拠点デイサービスを運営しています。
さらにこの3月には、神奈川県の葉山町に新ブランド「交欒(マゼラン)葉山一色」がオープンします。これは、新しいコンセプトの有料老人ホームです。これからも神奈川発でいろいろなことを発信していきたいと思っています。ご期待下さい。
―地元・宮前区への思いを聞かせてください
少年時代住んでいた大和市から鷺沼プールに通っていた思い出があります。なくなってしまって残念ですね。また二人の息子が所属している野球チームは強豪で、タウンニュースの取材も何度か受けています。チームの父母の皆さんには、この場を借りて「最近多忙で、手伝いに行けなくて、ごめんなさい!」とお伝えしたいと思います。
宮前区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|