『せいじのみかた』VOL.80 PCB処理費問題 飯田の一貫した質疑黒岩知事も重要性を認識 神奈川県議会議員 飯田満
予算委員会の論戦、最終回の今号は、PCB廃棄物処理について、環境農政局及び黒岩知事との議論をお伝えします。
〈飯田〉北九州に本社を置くカネミが製造した食用油。その油を使用した料理を食べた西日本一帯の約1万4000人の方々に被害を与えてしまった事件が昭和43年に起きた「カネミ油症事件」である。
昨年の特措法改正によって、平成35年3月末までに高濃度PCBの処理を完了させることになっている。
県有施設にあるPCBの総処理費用は。
〈環農局〉すでに処理済みのものも含めて、約70億円。
〈飯田〉県有施設で保管するPCBは、全額(70億円)県民の血税を使って処理するとしている。大事な事は、含有、不含有の調査だ。調査を徹底的におこなって、70億円の費用を少なくする事が、行政の腕の見せ所だ。知事にPCB処理に関しての所見を伺う。
〈黒岩知事〉一貫してこの問題を追及される飯田議員のかける思い、この問題の重要性を私も認識したところだ。また、処理費用の低減を図ることの重要性も認識している。残された時間も限られている。安全の確保に十分配慮し、経費の削減も努め、保管PCBの処理を着実に進めて行く。
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4月12日
4月5日