宮前区 意見広告
公開日:2018.01.26
『せいじのみかた』VOL.88 必至の取組み
「カネミ事件」の原因PCBを23年迄に根絶
神奈川県議会議員 飯田満
今からちょうど50年前、九州地方を中心に、中国・四国地方など西日本を震撼させた日本最大級の食品公害事件、その事件が「カネミ油症事件」です。
カネミ油症事件とは、1968年に、福岡県北九州市に本社を置くカネミ倉庫(株)が製造販売した米ぬか油(商品名=ライスオイル)を使用し、それを食した人々が身体の吹き出物、手足の痛みや痺れなどを訴えて発覚した事件です。被害届が出された数だけでも約1万4600人にのぼりました。
このカネミ油症事件の原因物質の一つがポリ塩化ビフェニル(PCB)です。PCBは、私達の生活の身近に存在する物質で、現在では製造禁止になってはいるものの、古い建築物には今なお蛍光灯の安定器に使用されているケースが多く存在しています。
神奈川県では法律に基づき策定された処理計画で、2023年3月末までに、民間や行政が使用、保有する全てのPCBを国が指定する処理施設で適正に処理することを促しています。
なぜPCBをこの世の中から根絶させる必要があるのか。それについては次月号でお伝えしますが、悲惨な事件を再発させない。県民の生命を守ることに対して、今、必至の取組みとして臨んでいます。
飯田みつる
-
川崎市宮前区菅生1-4-51
TEL:044-978-1128
ピックアップ
意見広告・議会報告
宮前区 意見広告の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












